Jリーグの開幕や、日本代表のレベルが上がったことにより、日本のサッカーのレベルは、すべての年齢層を見ても確実に上がってきています。
今や、どの都道府県にもサッカークラブがあり、グラウンドがあり、スポーツショップがありますよね。
そのため、どこでもサッカーをすることは可能ですが、それでも「人の環境」という面では、地域差があるかと思います。
今回は、子どもがサッカーをするのに有利な地域がどこなのか、ということについて解説していきます。
【大前提】目的による
どこが有利なのかをお伝えする前に、一つ大前提として知っていただきたいことがあります。それは、「子どもがサッカーをする目的」によるということ。
①サッカースクール
略称で「SS」などと言われるサッカースクールですが、ここでは基礎トレーニングを行い、最後にミニゲームをするといった練習メニューが組まれます。
試合が組まれることが少なく、サッカーが上手な子供にとっては、物足りないと感じ取られるかもしれません。
②スポーツ少年団
小学校や中学校を中心に活動しています。
部活に近いと言え、練習場所も学校のグラウンドが中心となるため、練習の行き帰りを子供に任せられるというメリットがあります。
また試合数も多く、練習量もサッカースクールより多くなります。
③クラブチーム
Jリーグや社会人チームの下部組織として法人運営されることが多いクラブチーム。
コーチや監督が元プロ選手だったり、練習場も良いところが多かったり、練習環境は非常に良く、またレベルの高い選手が集まるため、子どものレベルアップにもつながります。
どの地域が有利なのか?
小中学生のサッカーのチーム形態は、主にこの3つに分けられます。
レベルや所属したいチームに応じて、どの地域が良いのかを結論付けたいと思います。
サッカースクールやスポーツ少年団行きの場合は有利不利無し
サッカースクールやスポーツ少年団の場合、地域によって、目に見える有利不利はありません。
指導者の人間面でのことは差があったとしても、指導するレベルに差があることはほぼ無いでしょう。
「家の近くにチームが無い」という場合は、別の地域に行かなければいけないでしょうが、レベルアップのために別の地域へ行くことはしなくても良いです。
クラブチームは?
クラブチームでは、レベルの差が出てきます。
まず、Jリーグや社会人チームの下部組織が多いという面を見て、それは当然、強いプロクラブの下部組織のレベルも上がっていくわけです。
強いJリーグクラブとはどんなところか。
過去にJ1で優勝したクラブを挙げてみるなら、磐田、鹿島、横浜FM、G大阪、浦和、名古屋、柏、広島、川崎があります。
どれも大都市に本拠地を置くクラブですね。
都会が良くて、田舎がダメなのか。それは違いますが、良い人材や金、環境は都会に集まるのがサッカー界なのです。(世界どこもそうでしょうが)
レベルアップだけでなく、高校や大学でもサッカーをしたり、プロ入りを目指しているのであれば尚更、大都市のクラブチームへ加入するのが、おすすめです。
サッカー技術の上達以外にも、様々な刺激を受けられるでしょう。
まとめ
今回は、子どもがサッカーをするのに有利な地域について解説しました。
子どもが好きなことをやれる環境を整えるためなら最大限できることをしたいと、親は考えるものですが、それでも別の地域へ練習をしにいく移住するとなれば、ためらってしまうものです。
ここは、子どもと入念に話し合いながら、できることとやりたいことを合わせて、お互いが納得できる形に持っていけるのが良いですね。
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